はじめに

こんにちは。ディズニーのショーやパレードでダンサーをしておりました、つよしです。

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2018年は記録的な暑さがファンを泣かせた・・・。

2018年の7月・8月は「災害」と呼ばれるほどの記録的な暑さでした。

そもそも「熱キャン」「熱バ」「熱キャングリ」といった言葉は、ディズニー用語として使われている言葉です。(後ろでも詳しく説明しています)

熱キャン・風キャンを恐れて、夏休みのディズニー行きを中止にした方も、2018年は多かったようです。

そもそもディズニーで行なわれるパレードやショーって、全ての演目が正常に行なわれる日って意外と少ないのはご存知ですか?

舞浜は地形の特徴から、様々な理由で中止となってしまうことがあるのです。

《初心者向け》元ディズニーキャストが教える ディズニー基本用語【2018年9月更新】




夏場の「熱キャン」はつきもの。暑さ対策もしっかりしよう!

夏に入園(インパ)される方は、熱中症対策にかなり気を使うと思います。

こまめな水分補給、帽子や日傘で日光に当たり過ぎないように気をつけて下さい!

 

せっかくディズニーに遊びに行くなら、できるだけたくさんのパレードやショーを見たいですよね!

ディズニーファンが夏に最も恐れるのが、いわゆる熱バ、熱キャンです!

簡単に言うと、暑すぎる日にパレードやショーがキャンセル・変更になることをこう呼びます。

 

「本日は高気温(強風)のためショーの内容を一部変更して・・・」

「高気温のためショー中止・・・」

というのは、みなさんも一度は聞いた事がありませんか?

ゲストだけでなくキャストも守るために必要な措置なので、なってしまったら仕方ないですよね。

 

パレードの場合、フロートに乗ったキャラクターのみご挨拶にまわり、ダンサーさんなどは居なかったり、となります。

また、フロートの停止なし、一部カット、風船やリボンのカットなど、本来の演出から変更した点があるものの、公演自体は最後まで行われます。

他にも、雨・風・霜・雪・夜露などで公演が中止・中断することもあります。

気温上昇によるキャンセルもありますが、舞浜周辺は海からの風も強く、「風キャン」もよくあります

中止よりかは、短縮でも続行してもらえるだけありがたいですよね。

 

2017年は雨キャンが多かったのですが、2018年は、TDLクリッターカントリーのカヌーが運営休止になる点が特徴です。

ランドとシー、どちらが熱キャンになりやすいかと言いますと、ランドの方が確実に熱キャンになる可能性が高いです。

といいますのも、ランドの方が材質のせいか地面からの熱が激しく、一方でシーは水辺が多く、ランドより若干ながら気温が上がりにくいのです。

また8月末以降は台風が接近しているので、台キャン(台風キャンセル)も十分注意して下さい。




2018年は「サマビ」「ドリミ」がことごとくキャンセル

「燦水!サマービート」は、ミッキーマウスをはじめとするディズニーの仲間たちが、和楽器で夏祭り風にアレンジされたディズニーソングや、東京ディズニーリゾート35周年のテーマソングに乗せて、お祭り気分を祝祭感とともによりいっそう盛り上げるものです。

目玉は水しぶきが花火のように噴射され降ってくる水のシャワーや、キャラやダンサー達が観客めがけて水を撒き散らすシーンですね。

水を使用することで夏を楽しむことができる、暑い時期にとても嬉しいパレード。

こちらを目当てに来園したディズニーファンもとても多いのですが、今シーズンはあまりの暑さにキャンセル・熱バが連発

 

酷い日は、追い打ちをかけるように東京ディズニーリゾート35周年の祝祭感あふれる華かな昼のパレード「ドリーミング・アップ」も中止となる日も有りました。

2018年8月前後の浦安市周辺の平均気温は、30度前後。

仮にキャンセルにならなかったとしても、ダンサーと歩きキャラをカットし、キャラクターたちのご挨拶のみに変更になったり(熱バ)、本来の演出が見れる日はなかなか多くは有りません。

「ディズニー行きたいけど熱キャンありそうで怖い」とすでに心配の声があがっていますが、そう思わざるを得ない程、2018年の「熱キャン」率はとても高かったのです。

それでも暑さに耐えて来場した人、さらには2時間近く前から場所取りをしたゲストからは「水濡れるためにショー待ってたのに」「この夏のディズニーやばい」といった声が多く上がっていました。




熱キャンや熱バになる基準の温度は?風キャンも警戒しよう

私がキャストとして経験してきた熱バ・熱キャンの目安は30度です。

30℃を超えると熱キャンが急増し、風が吹いていたり湿度が低ければ熱バ(短縮)で続行となることもあります。

ショーの性質によって基準は様々ですが、高温の場合ショーだけではなく、キャラクターグリーティングも中止になることがあります。

 

夏は熱キャンがつきものですので、天気予報などで風や気温がやたら強(高)くキャンセルになりそうな時は、アトラクションに行くのも手ですね。

どうしてもショーやパレードが見たい!という場合は、熱キャンにならない(なりにくい)夜のパレードやプロジェクションマッピングがおすすめです。

繰り返しになりますが、水分補給をしっかりして、楽しいショー鑑賞をしましょう!

 

熱キャンが多い季節は、やはり7月中旬以降から9月の中旬まですね。

ただ、毎年熱キャンが多い時期は夏場ではあるものの、2017年は雨キャンの方が目立ったくらいなので、必ずしも熱キャンが続くかというと、そうでもありません。

遠方から来られる方は、温度と風速のチェックは必須です。

一方で、風があまりに強すぎると、今度は風キャンの可能性が出てきますので、こちらも要注意です。

風速10m以上の予報が出たら、警戒して下さい。

もちろん、状況によって柔軟な対応になるものの、風速5~10mでも場合によっては中止になったり、風バージョンとなり、演出内容が一部変更になることがあります




熱キャン時の対処法

ファストパスを上手に使えば、夏休み中でも三大マウンテンは攻略できるので、明らかに30度を超える日はショーを期待せず、アトラクションに注力するのが無難です。

1時間目は何のアナウンスも無かったのに、直前でキャンセルアナウンスが有る、といったこともディズニーではよく有ることです。

特に午後は熱キャン率が高いので「続行されたらラッキー」といった気持ちでいると良いでしょう。

ディズニーパーク側の立場からみると?

パーク側としては、なんとかパレードを行ないたいと思うので、ギリギリまで様子を見るのですが、それでもやはり難しくて中止になることは避けられません。

中には「パレードを見るために1時間も待っていたのに直前の中止アナウンスって・・・。」「高気温だからこそ水のパレードはやってほしい」といった声も上がるのも理解できます。

一方で、私もパレードに出演した経験がありますが、炎天下の中で20分〜30分ダンスするのってかなりの負担がかかります。

実際にお客様の前に居る時間は30分前後かもしれませんが、入場や退場の時間を含めるとトータルで1時間から1時間半の時間、炎天下の下に居ることになるので、これがどれだけ過酷かは、お分かりいただけるのではないかと思います。

ゲストの方のお気持ちも十分わかるのですが、キャンセルもやむを得ないことも、ご理解いただければと思います。

 

キャンセルとなる気温の目安は概ね30度前後。

8月の暑い時期は、晴れたら中止になる可能性を疑って下さい。

曇って地面の温度がそれほど高くならなかったら、予定通り行なわれる可能性が高いです。

夏シーズンの熱キャンはつきものなので、事前に天気良く調べて頂ければと思います。




キャンセル関連用語

熱キャン

熱キャンは、真夏に気温30度以上で無風の場合に、パレードやショーがキャンセルになること。

高温(熱)によるキャンセルの略

雨キャン

雨でパレードやショーがキャンセルになること

風キャン

強風でパレードやショーがキャンセルになること。
風速10m以上で、風キャンの可能性が出てきます。

熱バ

熱(高温)でパレードやショーの内容が一部変更になること。
熱バージョンの略です。熱verとも。

熱キャンで全くパレードやショーが見られないよりは、熱バの方が嬉しいですよね。

熱バで一部内容が変更になっても、元バージョンを知らなければ、そもそも比べることも出来ないですし、十分楽しむ事が出来ると思います。

元バージョンを何度も見たことがある人にとっては、熱バを見ることができるのは、ある意味珍しいかもしれません。

熱キャングリ

熱キャンで、パレードやショーが中止になったかわりに、キャラクターがあいさつに出てきてくれることを言います。

熱キャンセルによる、キャラクターグリーティングの略ですね。

これは、ステージ上で踊ったり、コントのようなものをしたりすることもあれば、ちょっとしたパレードやショーを見せてくれることもあります。

場合によって、内容や出てくるキャラは全く分からないのですが、いつもと違うキャラクターグリーティングが見れるのは嬉しいですよね。

熱キャン・風キャン・雨キャンになっても、キャングリがある場合もあるので、必ずチェックして下さい。

勿論無い場合も有ります。



余談:その他キャンセルの種類

霧キャン

夜露キャン

穴キャン

シスキャン(システムトラブルによるキャンセル)

人キャン(マナーが悪い、人が集まりすぎ、という理由でキャンセル)

余震キャン(震災時、余震が多かったためキャンセル)

ステキャン(ステージコンディションが悪いためキャンセル)

 

キャンセルの種類って意外と多いのご存知でしたか?

さいごに

さすがのディズニーランドの魔法も、暑さにはかないません。

2018年は連日異常な暑さが続きましたが、やはり一番はゲスト・キャストの安全。

事故が起こってしまってからでは遅いのです。

熱中症に気をつけ、楽しくパークを楽しんで頂けたらと思います!



関連リンク

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