直接応募とエージェント経由、どちらが結局受かりやすいの?

会社の規模が大きくなるほどエージェント経由の応募が通過しやすいし、エージェント経由の内定可能性も高い

タイトルの質問の答えは、「企業による」という結論にはなってしまうのですが、一定の傾向はあるのでお伝えします。

小さいベンチャーな会社で社長が直接ホームページからの問い合わせも対応しているような規模であれば、わりと面接してくれるケースは多いです。

一方で、一定規模以上の会社で、転職者からの人気も高い会社ですと、採用担当のキャパシティに対して、応募者の数が殺到し、埋もれてしまうケースはままあります。

 

特にリクナビNEXT・マイナビ・エン転職に掲載している大手企業はその傾向が強く、エントリー自体も1クリックでできてしまうので、酷いケースは選考結果のメールもきません。

転職エージェントは、面談した上で面談所感を推薦文章として、企業の採用担当に対して書類だけでは伝え切れない求職者の魅力を、企業側に伝えます。

特に付き合いがある会社の場合、メールで推薦文章を送るだけでなく、すぐに後追いで、キーマンに対して電話やSNSで直接話をしながら、その方の魅力やオススメ具合を伝えることもあります。

採用側にとっても、ネットで誰かも分からない人と面接するより採用意欲が高まり、結果として書類通過率が高まりやすくなるのです。

言い換えれば、同じ企業でもどの媒体で応募するかによって通過率はまるで変わってくるのです。

直接応募の欠点はやはりフィードバックが得られない点

直接応募で進めてしまうと、書類選考や面接後の採用側からのフィードバックが取れません。

転職エージェントを経由していると、受けている会社への選考の対策が取れるのはもちろんですが、仮にお見送りでも自分自身の面接に対する課題を深める事で、その後の企業の面接通過率を上げていくことができます。

・今回の面接では、何が課題となったのか?

・その課題が表出してしまったのはなぜなのか?

・どうすれば、その課題を改善・克服できるか?

この3つを考えて行くことが、とても重要です。

面接官も1時間という限られた時間の中で採用するかの判断をしなくてはいけないので、ちょっとした発言や態度での印象や心象で合否判断がされてしまいがちです。

仮に内定が出ても、配属や年収の交渉、職務内容の交渉が出来なくなりがち

いざ内定を得たとしても、これから入社するかもしれない相手と交渉する機会はなかなか無く、先方に言われるがままの配属や条件になりがちです。

先方が人手不足で、「このくらいの年収が無いと行かない」と強気でいけるケースはかなり稀です。

エージェントが仲介すると、事前に希望を提示して考慮してもらったり)、給与条件も高められるケースはかなり高いです。

また、職務内容や残業時間等、面接時に聞きずらい内容も代行して聞いてもらったり、過去の事例から分かることも多いです。

ケースによっては内定率が低くなりがち

採用の現場に普段からおりますと、心象によってあっけなくお見送りになってしまう事は実際多いです。

次面接ではすごく評価が高くても、本人の不調だったのか、面接官との相性なのか、2次面接では、コミュニケーション能力が低いと、真逆の評価をされてしまう事が結構あります。

面接官のミスジャッジの可能性もあると思えるほどの自信があれば、エージェントがフォローをして、再度の面接の機会をいただくなどして、結果的に、内定となったという例もあります。

 

ちなみに、ポータルサイト経由やエージェント経由、どちらが通りやすいかいいますと、応募先企業の採用事情や採用コストによって異なってきます。

企業サイト等からの直接応募では、採用コストは0円です。

求人サイト(マイナビなどのポータルサイト)経由だと、平均1人あたり約40万円。

エージェント経由だと年収の3割~4割なので、100万円から200万円程度と、3つのルートでここまで違います。

つまり、採用コストの金額は直接応募<求人サイト<エージェントとなります。

企業の立場で考えてみると、直接応募の方が採用コストが安いので一番喜良いと考えがちですが、実はそうでもありません。

・高いスキルや意欲、実績のある人物を採用したい

・エージェント経由であれば、応募者の条件や実力、意向を見極めた上で、紹介してもらえるという安心感がある

といった理由があります。

上場している大手企業などは、企業が採用コストを節約したいとは限らない場合もあります。

 

エージェントへ支払う数百万円という金額は個人からみれば大金ですが、年間何億円と利益を出している企業にとっては数百万円という金額はそんなに大きい金額では有りません。

大手企業からすると、数百万円コストをケチって、能力が低い人材を雇ってトラブルや損失を出してしまうくらいなら、エージェントに高い報酬を払ってでも、優秀な人材が欲しい、というのが本音なのです。

直接応募なら企業側の期待値が低くなり、受かりやすいということは、エージェントに払うコストが高く感じるベンチャー企業であればあり得ます。

「エージェント経由だったら高くて取らないけど、自己応募だし試しに内定だしてみようかな」という形で内定になるケースもあります。

 

一方で、ベンチャー企業は1人を雇うのに命をかけているケースも有ります。

エージェントが企業に求職者を紹介する際は大きな信用リスクを背負っています。

企業の期待水準から著しく低い能力しか持たない人材を紹介してしまうよ、「今後うちとは取引しないよ」ということになりかねません。

なので、直接応募では見向きもされなかった人であっても、転職エージェント経由で応募することで「このエージェントが紹介してくれるなら会ってみよう」と面接選考に進むことができるというケースはかなりあります。

直接応募した方がいい職種

ちなみに、ポータルサイトでの求人は大抵、離職率が高く大量採用を行なっている職種が多いです。

ワールドコーポレーションや、大東建託なんかは、この代表格と言って良いでしょう。

具体的には、利益率の低い業界の正社員(飲食、賃貸、小売り)だったり、ソルジャー枠として営業職を採用する業界です。

ソルジャー枠とは常に最前線で働くことを求められ、出世するのが難しい採用枠のことで頭数としての意味合いが強い採用のことを言います。

ソフトバンクや、ヤフー株式会社のPayPay出向なども、その代表格です。

DODA(パーソルキャリア)の困ったこと、便利だったことまとめ 上手に使えば優良エージェント

エージェントサービスの開始が遅い

リクルートエージェントがすぐに連絡してくるのに対して、DODAはどちらかというと遅いです。

登録申し込みしてから一週間、遅いと二週間近くかかります。

最悪の場合、サービスの開始すらないケースが稀にあります。

これに対する問い合わせの窓口も充実していないのが残念な所。

書類選考が進まない

企業や担当のRAにもよりますが、書類選考がとても遅いです。

早いと翌日には通過連絡が来るのですが、遅いと3週間経ってもなにも連絡が来ないケースも有ります。

そういう求人もあると割り切って、10〜20求人は応募してみましょう。

RA(リクルーティングアドバイザー)の対応がまちまち

RAの対応もまちまちです。

良いRAさんに当たると、自分のことを企業側にプッシュしてくれたり、電話をかけてきてくれ、面接の対策や面接官の特徴を教えてくれたりすることもあります。

悪いRAに当たると、企業のことやその求人の内容を全く把握していないケースもあります。

本当に担当者によってまちまちです。

分かりにくいエージェント応募か、自己応募

DODAの求人は、RAが仲介してくれる応募方法と、企業と直接応募する、自己応募の2つがあります。

自己応募の場合、企業と直接やりとりする必要が有りますが、早いケースだと2次面接時にその場で内定や条件通知書が貰えるケースがあります。

とにかくメールの数が多い

登録後のメールの数がとにかく多いです。

1日に30〜40通はざらで、RAの方から大量に来ます。

転職活動初心者の方からすると、ビックリする量です。

DODAに登録する場合は、別途専用のgmailを開通させるのが良さそうです。

情報収集にも使える

とはいっても、ここまで良質な求人情報を浴びれるのは、DODAだけだと思っています。

ポータル求人サイトの場合、ソルジャー枠の大量求人が多い一方で、DODAは非公開求人やスポットポジションが多いため、それなりに条件が良い求人と出会うことが可能です。

まとめ

やはり、業界トップクラスだけあり、情報量や求人数はリクルートに負けていません。

ただ、本当に大量の情報が来るので、上手に使いこなせるかどうかがポイントです。

DODAのエージェントサービスは申し込んでもかなり遅いので、他のエージェントと並行しながら進めることをお勧めします。

番外編:同時応募の企業や、前職の会社の取引先企業の名前を聞いてくるのってアリ?

採用担当をしていた時、基本的にほかに応募している企業の業種や職種、社名も聞くことはあります。

実際の面接時に聞かれることも多いと思います。

これは何のためかと言いますと、「この応募者は、どういうことをやりたいと考えているのか」という転職活動の軸をを知りたいためです。

例えば、まったく異なる業種ばかりを挙げたとすると、その理由を聞いて、納得できる説明がなければ、「この人は応募先が絞り切れていない、内定を出しても当社には来ないかもしれない」と判断します。

同業他社でも、あまりにマイナーな企業名を挙げる人は志が低いのかな、とも思います。

 

逆に、自分の会社とは競合している他社の場合は、志望業界・業種はかなり絞り込んでいると判断します。

・他社が採用しても特に気にならない人か?

・それとも他社には渡したくない。是非とも自社で是非とも採用したい人か?

という見方をします。

 

ですから、応募会社を聞かれたら、受けている社数(場合によっては社名も)と、なんでこの会社を受けているかという軸を答えると、説得力が増します。

例えば、リクルートとパーソルと、JACリクルートメントを応募していたとすると、当然転職の軸は、「人材紹介の中でも大手を中心に見ているのかな」と判断しますよね。

取引先企業や機密内容を聞いてくる企業は要注意

大手の面接では、面接をする上での教育をしていることが多いので、殆ど無いですが、ベンチャー企業の面接では、面接という場を利用して職務内容を根掘り葉掘り聞いてくることはまま有ります。

特に取り扱ってきた商材の詳細な情報や、取引先企業の担当者の名前、関わってきて非公開のプロジェクトの具体的な内容など、明らかに差し支える場合は回答をしない姿勢も必要です。

私が面接官だったら、在籍会社の機密情報をペラペラ話してしまう人を採用したりはしません。

明らかに数値(売り上げや金額面、件数)にこだわって根掘り葉掘り聞いてくる企業は警戒が必要です。

経験上、聞くだけ聞いて(情報だけ回収して)お見送りになるケースは珍しいことではないですし、本当に良い企業の面接であれば、結果として得た数値よりも、その結果にたどり着くまでに行なったプロセスについて深く聞いてくるはずです。

面接は勿論会社が求職者の能力を見極める場では有りますが、求職者が本当にいい企業か判断する場でもあります。

明らかに変な質問をする会社は、敬遠した方がベストな判断ということもあります。

番外編2:「完全週休2日制」と「週休2日制」の違いは!?

転職先を探すとき「休日」を条件に含めている方も多いと思います。

休日であれば、概ね年間の休日は120日強ありますが、サービス業の一部では、110日弱しかない企業も有ります。

求人票を見る際には、「完全週休2日制」と「週休2日制」の違いを正しく理解して、間違った認識のまま転職活動を進めることのないよう、ご注意ください。

完全週休2日制

毎週必ず2日の休日があるという意味です。

土日休みのイメージが多いですが、不動産業界のように水曜の固定休と他の1日がある場合は「完全週休2日制(水・他1日)」と記載されます。

シフト制でも必ずいずれかの曜日で週に2日休みがある場合は、完全週休2日制といえます。

週休2日制

この表記は充分気をつけてください尾。

月に1回以上2日休める週があり、その他の週は1日以上の休みがあるという意味です。

「週休2日制(月7日、シフト制)」と記載されていた場合、曜日は決まっていないが月に7日休みがあるという意味になります。

月に1回でも2日休める週があれば「週休2日制」になるので、誤解のないよう注意しましょう。

ブラック企業に多い表記です。

休日は勤務する上で重要な条件のひとつです。

誤解したまま選考に進むことのないよう、しっかり確認しておきましょう。